カレー皿うどん 満福 @ 思案橋

銅座エリア思案橋横丁にある満福。

思案橋は嘗て日本三大遊郭と言われた丸山遊郭へ行くかどうか、男達が思案した場所というのが由来だそう。

国際都市長崎に相応しく、オランダ人や中国人も顧客の遊郭街だったそうだが、モダナイゼーションの流れの中で思案橋の架かっていた川は暗梁となり、遊郭も売春防止法施行でその役割を終え、現在はその証跡だけが残っている。

現代の思案橋横丁はそんな歴史から離れ、多くの飲食店が軒を連ね、日々老若男女が足を運ぶ繁華街として繁盛しているが、老舗のオーラを放つ渋い店構えの中華料理店がある。それが満福だ。

長崎は横浜、神戸と並んで日本三大中華街を擁する街だが、そういう街の所謂街中華は面白い。東京でも新宿や渋谷の中心地よりも大久保や奥渋谷の方が面白いように、大中華街から少し離れたところにあるこじんまりとした街中華ならではの佇まい。

満福には一般的な中華料理も勿論あるのだが、カレー系統のメニューで他にはない味を提供し人気を博している。

店に入ると、カウンターで常連さんが酒を、テーブル席でスーツのサラリーマングループがカレーちゃんぽんを食べている。老舗ならではの落ち着いた雰囲気だ。

カレー系統メニューを確認しようとメニューを眺めると、カレーちゃんぽん、カレー皿うどん、カレー焼きそば、カレーカツ丼、カレー中華丼、かレー炒飯、カレーうどん、カレーライスといったように幅広い。

人気はカレー皿うどんということで、それを注文してみることにした。

長崎のソウルフード、皿うどんの餡がカレー風味になっている。ちゃんぽんスープベースのシンプルな餡とも、カレーの一般的なグレービーとも違う、それらの絶妙なちゃんぽん加減が印象的な一皿だ。

パリパリの極細麺が餡と絡まる際の食感もいい。本当は他のメニューも注文したいところだったが色々とハシゴをしている最中だったので一品で切り上げたが、この店ならどのメニューでも旨そうだと思わせる安定感のある味だった。

居心地もよく、その人気に納得の街中華だった。

満福
住所:長崎県長崎市銅座町10-9
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