CBD地区の北東、free tram zoneを抜けた場所にある Melbourne Museum。
free tram zone の最終駅で降りて、緑豊かな公園を抜けると歴史的建造物が、さらにその奥にはモダンな博物館が見えてくる。
常設展は恐竜の化石や動物の剥製等が多く展示されており小さい子供連れの家族で溢れかえる一方、企画展は Revolutions: Records and Rebelsと題され60年代後半のカウンターカルチャーにフォーカスした大人向けのものになっていた。
世界的に大ヒットし日本でも開催された大回顧展 DAVID BOWIE is のチームが手がけたものらしい。
受付で企画展だけのチケットを買おうとすると、常設展だけか、常設展と企画展のセットの2種類だけだという。
企画展を観るには30AU$を超える(後日調べるとWebだと29AU$の模様)。
正直高いなと思ったが、Melbourneの物価自体が高いので仕方ないかと思い直しチケットを購入。
エスカレータで会場のあるB1に降りるとすぐ入口があり、audio guideを手渡される。
解説のナレーションが流れるわけではなく、移動すると展示物のテーマにあわせた音楽が自動的に切り替わって再生される仕組みになっていた。
ポスターにはJohn Lennonの横にGuevaraが映っており、企画展のタイトルにrebelsという単語も入っているので政治的な何かがあるかと思ったら、一部を除きほぼ音楽に関係するもので占められていた。また、Australia固有のRecords and Rebelsを期待していったのだが、目にするものは少なかった。
Summer of Loveで生まれたAustraliaのレコード、1973年に移民法が改正され白豪主義から多民族多文化主義に180度転換した後のyouth culture、そんなことに興味を持っていたが基本的には英国のVictoria and Albert Museumのコレクションをベースにしており、Australiaローカルの色合いは薄かったようだ。
Pete TownshendがsmashしたLes Paul Deluxe Gold Topの実物など珍しい展示物もあったが、全体的に60年代後半の大衆音楽概説的な内容で、やや物足りなかったかな。
住所:11 Nicholson St, Carlton VIC 3053
URL:https://museumsvictoria.com.au/melbournemuseum/