九州で最も飲まれる酒は焼酎だが、佐賀県は九州で最も日本酒を飲む県らしい。
七田、基峰鶴、東一、天吹、東鶴、万齢 、そして鍋島。
名が知れる銘柄も増えてきたが、東京ではなかなか飲める場所は少ない。
せっかく佐賀駅まで来たので、買ってかえろうかと駅のショッピングモールの土産物コーナーの品揃えはイマイチだったので、酒店まで行ってみることにする。
調べてみると、朝早くから営業している山田酒店という店を発見、佐賀駅のバスターミナルで行き方を教えてもらう。
バスに乗り、佐賀城跡地内にある佐賀テレビ前のバス停で降車、城内通りを西に歩き、掘端西通りとの交差点まで進むと到着。
シックな外観の建物は木造で、店内は手入れが行き届き、木の香りが心地よい。
地元佐賀の日本酒や焼酎の専門コーナーが大変充実していて見応え十分だ。
少し話を伺うと、鍋島の富久千代酒造とは強いパートナー関係にあるようで、鍋島だけが置かれている陳列棚があるのが印象的だった。
純米吟醸山田錦と60%純米ひやおろしのHarvest Moonを購入し、自宅への宅配を依頼。新政など佐賀以外の日本酒、焼酎も多くの取り扱いがあり、店内を見ているだけで楽しい。
前述したとおり、駅からは少し距離があるが、このあたりは静かで散歩をにも良さそうだ。
店を出ると西の御門橋があり、橋を渡ると樹齢数百年の大楠が西濠沿いに立ち並んでいる。そのあたりでゆっくり過ごすのも悪くない。