村岡総本舗 ようかんアイスキャンデー @ 佐賀

RenderedContent-86C454C4-E638-4494-AA0E-951C7F4ECADA佐賀県小城市の名物は羊羹。

その中でも老舗中の老舗が村岡総本舗で、創業は19世紀に遡る。

佐賀は長崎に輸入された物品の輸送経路で、江戸時代の鎖国中でも貴重だった砂糖を不自由なく調達でき、様々な砂糖菓子を生み出すようになった。

羊羹文化もその流れの中で定着していったのだろう。

ちなみにブラックモンブランの竹下製菓も小城市の会社で、その前身は羊羹などを扱う和菓子屋だったそうだ。

佐賀駅には高架下のスペースを利用したショッピングモール「えきマチ1丁目佐賀」があって、佐賀を代表する物産の土産物コーナーがあり村岡総本舗も出店している。

高級な詰め合わせから小さいスティックタイプの羊羹まで様々な商品が陳列される中、二年前から「ようかんアイスキャンデー」が新たな名物として販売されている。

福岡県柳川の椛島氷菓とのコラボ商品で、甘さ控えめなミルクアイスに、薄くスライスされた村岡総本舗の羊羹をあわせてある。

村岡総本舗の羊羹には幾つかのフレーバーがあるが、このアイスキャンディーにピックアップされたのは深紫の「本煉(ほんねり)」、赤い「紅煉」(べにねり)、鶯色の「青えんどう」の3種類。

この中から本煉のアイスキャンディーを購入した。

羊羹の半分はミルクアイスの下に微かに浸り、半分はミルクアイスの表面の浮き出して、羊羹の色が見た目でわかるようになっている。RenderedContent-1AC569C1-6394-49B2-BA34-E79B84D5DDCA羊羹の存在感をどうインプリメントするかに拘った様子が伺える外観だ。

羊羹の甘さを感じさせるようにミルクアイスの甘さを抑えているバランス感も良い。

サイズは小さめだが、羊羹屋ならではの工夫が詰まった満足感ある一品だった。

村岡総本舗 佐賀駅店
住所:佐賀市駅前中央1丁目11-20(JR佐賀駅内えきマチ1丁目佐賀 東館)
URL:http://muraoka-sohonpo.co.jp/
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