マカオには電車がない。
2019年にはLRT方式で中国本土との境界となるborder gate、2つのフェリー発着場(Outer Harbour Ferry Terminal、Taipa Ferry Terminal)やマカオ国際空港などgateway各所に加え、半島側と島側の要所を繋ぐ鉄道が順次運行を開始するという。
実現すれば移動様式がは大きく変わるだろうが、しばらくはバスやタクシーがメイン。
そうした中で、私が最も使った移動手段は徒歩だった。旅先で街の雰囲気を感じるには徒歩に勝るものはない。
マカオの広さは世田谷区の半分程度で北端のborder gateからColoane島の南端まで12-13km程度、世界遺産が密集している半島側の東西は2-3km程度の距離で、現実的にも徒歩はfeasibleだろう。
一方で、各gatewayと各ホテルの間や、半島と島の間は無料のシャトルバスが幾つも運行されており、大抵15-20分程度のサイクルで発着している。
宿泊客以外でも利用できるので、これも賢く利用していきたい。
私は半島側のホテルに宿泊していたが、Grand LisboaやThe Galaxyのシャトルバスを使ってフェリー乗り場や半島側と島側の移動手段で重宝した。そして、タクシー。
マカオのタクシーは時々悪いニュースで取り上げられるが、この国が観光業を主幹産業にしている以上、政府は既存タクシー業界のガバナンスやホスピタリティを立て直すべきだろう。
Uberなど新興勢力を排除する前に。この画面はMacau Taxiという既存タクシー業界のアプリなのだが、結果的に徒歩とシャトルバスで何とかなるためタクシーの必要性を感じることは皆無だった。
もしシャトルバスが通らない場所に徒歩以外の手段で移動したければ公共バスを使えばいい。
中国本土と異なりGoogle Mapを普通に使えるので、目的地までのバスの経路が瞬時に確認できる。
以下のようなバスのアプリもあるのだが、私の場合はGoogle Mapで十分事足りた。マカオには澳門通(Macau Pass)というICカードがあり、コンビニの買い物やバスの支払いにも使えるので、これを入手し活用すればスマートだ。