著名な政治家、財界人、芸能人が贔屓にしている名店。
その一人、石原良純氏によれば日本の空港にある寿司屋で一番旨いという。
日本で一番なら世界でも一番だろう。
昼には満席になるとのことで開店直後に暖簾をくぐった。
大分といえば関鯖、関鯵、城下(しろした)カレイが地物としてマストだが、秋から春先までが関鯖と関鯵、春から夏の終わりまでが城下(しろした)カレイの時期で、全部いっぺんに食べられる時期は無い。
かなり運がよければ四月と九月に揃う日もあるかもしれないが。
関鯖や関鯵は潮流の激しいところに止まり回遊しないので、流れに耐える身の締まり具合は普通の鯖や鯵と段違い。
大将は、水泳部の普通の部員と北島康介くらいの差と言っていた。
早速握っていただく。
切り身はかなり厚めで歯応え十分、こんな鯖や鯵はこれまで食べたことがない。
少しだけかぼすが絞ってあって爽やか、絶品です。
そのほか、蛸、イサキ、鯛、烏賊などをいただいた。写真はイサキ。
今回食べられなかった城下カレイについても教えてもらった。
一般的にカレイは泥を体内に摂り込むので、泥臭さを消すために濃い口醤油と生姜で煮付けて食べたりするが、城下カレイは綺麗な真水が湧くところに集まるので臭みが全くなく、フグと同じような歯応えのある食感とのこと。
暖かくなったら、今度は城下カレイを食べに再訪したい。