日本を代表するアーキテクト、菊竹清訓が手がけた建築物が佐渡にある。
両津港から近い加茂湖の湖畔に建てられたこのホテルは独特のフォルムで、佐渡の自然の風景の中で強烈なインパクトを放つ。
宿泊の予定はなかったが、フロントスタッフの方にホテルの中を見学させてほしいと話すと快く応じてくれた。
足を踏み入れると、外観に負けず、内部空間も独創的。
吹き抜け部分が印象的且つ心地よい空間になっている。
1967年の竣工当時は2Fは無かったらしく、後から増築されたらしい。
このような変化に柔軟に対応できるアーキテクチャを推進する運動や考え方をメタボリズム(新陳代謝の意)といい、菊竹氏ら日本の若手建築家達が高度成長期の中で実践した。
この佐渡グランドホテルにもメタボリズムの思想が反映されている。
部屋の中もかなり印象的とのことなので、機会があれば一度宿泊してみたい。