2019年はPrinceの2ndアルバムリリース40周年。
40周年記念として10月に I feel for you のアコースティックデモが発表されたが、ちょっとしたギターのカッティングにも細かいニュアンスが込められており、デモなのだが改めて非凡さを感じる出来栄えだった。
この2ndをはじめ初期作品群を好むファンは多く、Princeの後継者として名前があがるAnderson .Paakはタワーレコードのインタビューで、Princeの作品は全て良いが特に初期の3枚が好きと答えていた。
そのAndrea Paakのアルバムジャケットを手がけるコラージュアーティスト Dewey Saunders もまたPrinceが他界した2016年4月21日、オンラインメディア The Fader の追悼記事にPrinceの2ndアルバムのジャケットをモチーフにした追悼コラージュを寄稿。
訃報のあった当日の記事に載っているということは、おそらく数時間で製作したのではないだろうか。
The Faderに掲載された作品は静止画なのだが、彼自身のInstagramに投稿されたものを見ると実はgifアニメーションになっており、lo-fiさと不思議な世界観が面白い。
彼はこの作品を次のように表現しているが、何と訳せばよいのだろうか。ちなみに上掲画像はアニメーションを途中でキャプチャしたもので、ちょうど月が複製されはじめた瞬間だ。
“The gif I did captures all of his carnations with the hand faxing his holographic light body into the ether while the full moon was duplicated and rained onto earth as Prince ascended as an ancient Egyptian astronomer shaman.”