ジャンボタクシーを佐世保駅で待っている時間に土産物店をパトロール。あまり土産は買わないタイプだが、特売コーナーのような場所でカレー味の食べ物を大量に陳列してあり気になる。
佐世保のローカル菓子、大和製菓のスナック菓子「やまとの味カレー」の山だった。
駄菓子屋サイズの小振りなものを大きな透明な袋にまとめて販売している。
その横で目に入ったのが、このカップ焼きそば。サンヨー食品が製造しているもので、その名も「味カレー味焼きそば」。
おまけで一つスナック菓子をもらえたので、帰宅後に自宅で食べ比べると、なるほど、スナック菓子の味がよく再現できているカップ焼きそばだった。
それなりに売れそうだが、売っている場所がほとんどなさそうだし、期間限定コラボで終了するのだろうか。
もう一つは、空港で買った坂本屋の東坡煮(とうばに)。
坂本屋は明治創業の卓袱(しっぽく)料理の老舗。卓袱料理とは国際都市長崎で生まれたコース料理の一種で、テーブルにたくさんの料理を並べるスタイルは中国由来、料理各々はポルトガル、オランダ、中国、日本由来のものをミックスして構成するのが特徴のようだ。
江戸時代に長い時間をかけて定着して江戸の街でも流行した後に廃れたが、明治に入って坂本屋などが長崎で再生させ現在に至るようだ。
その卓袱料理のコースの一品が東坡煮で、現代風に言えば豚の角煮だ。
元々は中国発祥だが、沖縄にはラフテーがあるし、フィリピンにも同様の料理があるし、長い歴史を経てもはや東アジア料理と言えるのかもしれない。
坂本屋の東坡煮は看板メニューの一つで「とろとろほろり」加減が絶品とのことで、真空パック4個入りを購入した。
パックのまま、沸騰した湯で10分温めて食べる。
手間暇かけた逸品だけあり、脂やアクが一切抜きり、旨味とコラーゲンの塊と化した角煮は絶品。
通販もしているようだし、常温で2〜3ヶ月は保存が効くので、まとめて買って災害の備えなどで備蓄しておくのもようさそうだ。