ラープはLaap, Larp, Lahp, Lahb, Laabなどと表記し、ラオス料理ともタイ料理とも言われる。
もともとLaosは14世紀にLaao族の国として建国以来、メコン川の東西を跨ぐ形で発展してきたが、19世紀末に東南アジアで植民地政策を進めていたフランスとタイの間で締結されたシャム仏講和条約によって、東がフランス、西がタイの支配下に置かれた。
これにより国は分断され、タイが支配する領地はそのまま現在のIsan(東北)地方になったが、西は第二次世界大戦中から戦後にかけて独立の機運が高まりLaosは復活を果たす。
ラープがラオス料理ともタイ料理とも言われる所以はこうした歴史によるもので、もともとはLaao族の中で楽しまれていた料理なのだろう。
メインの具材として豚や川魚が用いられることが多く、本格的に作るなら炒った生米をパウダー状にしたものを使う。
今回はメイン具材を鯖水煮缶に変え、生米関連のプロセスを省略し手軽に調理できるレシピにしているが、ライム、ミントと魚醤の強力なマッチングによって旨味と風味のコアはそのままに、気分は一瞬で東南アジアに飛んでいく。
ご飯にのせて丼にするのも、また良い。
なお、鯖は身から水分をとった状態で使用するため缶汁が余るのだが、栄養をたっぷり含んでいるので無駄にせず味噌汁に使うといい。生姜やネギを多めに入れれば臭みも気にならないだろう。
Ingredients(2 Servings)
- 鯖の水煮缶:1個
- ニンニク(チューブ):1cm
- 生姜(チューブ):1cm
- 青唐辛子のピクルス:1本
- 玉ねぎ:1/2個
- ライム:1/2個
- 万能ネギ:好きなだけ
- コリアンダー:好きなだけ
- ミント:好きなだけ
- MCTオイル:大さじ1
- コラトゥーラ:大さじ1
- 蜂蜜:小さじ2
- 酒:少々
Directions
- 鯖缶を開け、鯖の身を取り出し水気をよく切っておく
- 玉ねぎは荒みじんにし、水に15分晒して辛みを抜く
- 万能ネギは小口切り、パクチーと青唐辛子のピクルスはみじん切り、ミントはトッピング用のものを残してみじん切りにする
- ライムは搾り、コラトゥーラ、蜂蜜と良く混ぜ調味液を作っておく
- 鍋にMCTオイルを馴らしニンニク、生姜を軽く炒め、青唐辛子のピクルスを加える
- 鯖の身、酒を加え、水気がなくよう炒める
- 鍋の火を消し、調味液、コリアンダー、玉ねぎ、ミントを加えよく混ぜる
- 万能ネギはトッピング用のものを一部残して加え、よく混ぜる
- 器に盛り、トッピング用の小口ネギとミントを散らす