アゼルバイジャンとART

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夜にヘイダルアリエフ国際空港からホテルにUberで向かう途中、ライトアップされた巨大で異様な建築物の脇を通り過ぎた。

一度見たら絶対に忘れないインパクトで、その時点で翌日訪問確定。

それがヘイダルアリエフセンターで、アゼルバイジャンの歴史を紹介するコーナー、歴史的価値のある様々なオブジェクト、モダンアートの展示コーナーなどから構成される総合文化センターだ。
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博物館とも言えるし、美術館とも言えるかもしれない。

前述したように建築単体でも見どころが多く、東京の新国立競技場を担当するはずだったイラク出身のZaha Hadidによるデザインが秀逸だ。

雑誌Casa Brutusの表紙にもなったが実際に訪問すると直接対峙しないとわからない、説明し難いインパクトを感じた。

素晴らしい建築だった。

この建物の中を歩き回り、私が一番時間をかけて見入ったのはアゼルバイジャンの歴史を巡るコーナー。

特にアルメニアからの侵攻や虐殺、アルメニアへの敵対意識がこれほど強いとは、遠い日本でググっているだけではわからないこと。

世界中のあちこちで最も憎しみあっているのは隣国同士だったりするわけだが、ここコーカサスにある溝は極めて埋め難そうだ。
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話は変わるが、空港もこの文化センターも、施設の名前に前大統領のヘイダル・アリエフの名が冠されている。

エネルギー立国、外貨導入という面では功績ある人物なのだろうが、独裁的政治スタイル、エネルギー利権の独占、非現代的な家族による国家運営など話題に事欠かない。

現大統領の息子の意向であちこち名前が冠されたり写真が飾られたりしているのか、時にアラブの春で崩壊した独裁政権や北朝鮮的なものを思い起こしてしまう。

近年はF1を招致したり、ドバイを追い越す建設ラッシュが進む一方、通貨の混乱もあったり。

アゼルバイジャンに対してポジティブな見識を良く目にするが、発展し続ける体質と体力があるのかどうなのか、思い廻らせながら時間を過ごした。

最後にどうでもいいけど気になったこと。

私が訪問した日は前日の雪が残っており、床が非常に滑りやすく何度も転倒しそうになった。

入口を正確に把握していればそんな苦労はしなくて済んだのだが、入口案内も殆どなく、どこから入るのかよくわからなかった。

そのあたり、初めて訪問する人は気をつけると良いだろう。

ちなみに出口らしき場所はたくさんあるが、実際は入口と同じ場所からしか外に出れない。

こちらも要注意。

Heydar Aliyev Center
住所:1 Heydar Aliyev prospekti, Baku
URL;http://heydaraliyevcenter.az
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