アゼルバイジャンはゾロアスター教教祖の予言者ツァラトストラ生誕の地だが、歴史的にペルシャ、トルコ、モンゴル、ロシアといった周辺国の支配を受ける中で、ほぼイスラム教(シーア派)の国となった。
キリスト教は極めて少数派のはずだが、12月中旬のバクーの市街地はクリスマス一色。
神道と仏教の国日本でも、バブル時代にクリスマスが幸せと消費の象徴だったことがあるが(今もそうか)、まさにそのような印象を受けた。
短期間でGDPが驚異的な伸びをみせ、可処分所得が増え、消費が娯楽となった。
その受け皿の一つがクリスマス。
ムスリムの国にとって、異教徒の祭典ではなく、ハッピーホリデーシーズンのイベントなのだ。
広場には様々な店が軒を連ね、賑わいを見せていた。
Ivanovkaという漬物屋さん、主婦や若い女性で溢れ、飛ぶように様々な種類の漬物が売れていく。
クリスマスの飾りを売るお店。
サンタクロースの写真サービスは世界共通だ。