伊達巻のような洗練された卵焼きを正月に食べる文化は、世界広しといえど日本にしかないのではないか。
新年の宴席にふさわしい黄金色の派手な見た目とふわっとした独特の食感は手間と技術の賜物で、なかなか家庭で調理するのは難しく買ってくることが多いだろう。
ただ、その甘さから沢山食べるような気にならず、なんとなく半分くらい残ってしまうのでは。
ちょっとだけ食べれば満足してしまうのだ。
私もその一人なのだが、今年は残った伊達巻となますでタルタルソースを作ったところ意外な美味しさで、帆立貝柱の刺身と和えサンドイッチにしてみた。
伊達巻がゆで卵の、なますがピクルスをリプレースする形だが、伊達巻の甘さとなますの漬汁の甘酸っぱさをそのまま活かせば、甘めのタルタルソースに仕上げることができる。
Ingredients(2 Servings)
- 伊達巻:30g
- 帆立貝柱の刺身:2個
- なます 5g
- ペコロス 1/2個
- 豆腐マヨネーズ 大さじ2
- マスタード 小さじ1
- すだち 1/2個
- 胡椒 適量
- コリアンダー適量
- マフィン 1個
Directions
- 伊達巻、帆立貝柱は1cm角に切る
- なますとペコロスはみじん切りにする
- ボールに上記材料と豆腐マヨネーズ、マスタード、すだちの絞り汁を入れ、よく和える
- オーブンで温めたマフィンにタルタルを載せ、胡椒を振り、コリアンダーを散して、サンドする
なお、今回使った豆腐マヨネーズは、大分県の喜多屋の「ほぼマヨ」。また、マスタードはフランスに寄ると買ってくる「Sur les Quais Mustard with Provence Herbs」。
記憶が定かではないが、ほんの短期間日本でも数種類売っていたこともあったが、今は売っていない。