メルボルン滞在中にテレビを見ていたらAustralia版の「料理の鉄人」を放送していた。
「料理の鉄人」は世界のあちこちにライセンス販売されており、日本の鉄板コンテンツの一つと言ってもよいのではないだろうか。
鉄人はもはや英語になった日本語、それを象徴するかのようにTetsujinという寿司と日式焼肉をハイブリッドで提供する店がメルボルンにあった。
高級デパート Emporium Melbourneの4F、日本でも大人気の小籠包の店、鼎泰豊と同じレストランフロアに店を構える。
寿司と日式焼肉のハイブリッドといっても、寿司エリアと焼肉エリアに別れており、前者はクリーンで明るい雰囲気で、Sushi Trainと命名された回転寿司のファシリティーが導入されている。後者は控えめな照明で落ち着いた雰囲気の中でロースターが各テーブルに設置されている。
電車のつり輪の形をしたペンダントライト群はSushi Trainからきているのだろう。
店員さんは東アジア系の人が多い一方で客層は様々だったが、日式焼肉のエリアでは韓国語がよく聞こえてきたかな。
かなり日本のサービスを意識していて居心地は悪くない。「いらっしゃいませ」といった日本語の掛け声も気持ちの良いものだ。
私達は寿司エリアで最初カウンターに座ったが、sparkling wineのボトルを頼むとワインクーラーがスペースをとるということでテーブル席に移動した。ボトルはAustralia産はMorgan’s Bay Sparkling Cuvèe、飲みやすい。
寿司はSushi Trainで回転しているが、タブレットでも自由に注文できるようになっている。
どの寿司もネタが新鮮で、日本の回転寿司よりも美味しいかもしれない。外国らしい変わったものもいくつかあった。
牛肉のたたきがメニューにあったので注文すると、これも案外ちゃんとした一皿だった。焼肉もやっているので、肉質も申し分ない。
その他、たこ焼きなどの一品メニューも。