同じ街に何日も滞在していると気に入ったエリアや、自然と歩行ルートに定着するお決まりの道ができる。
Melbourneでも幾つかそういうエリアや道があって、CBD地区をあちこち歩く時は自然とSwanston St や Little Bourke St辺りにいることが多かった。
その交差点の一角にあるのがMelbourneローカルのハンバーガーショップ、8Bit.。
最近ではMelbourneの2店舗に加え、Sydneyにも出店しているようだ。
リストを見ると1up MushroomやZeldaといったバーガーメニューがある。
店名の8bit.もファミコンがこの世にlaunchされた時のCPU性能を表するものだし、この店のfounderはきっとゲームオタクだったのだろう。
ハンバーガーショップといえば古き良きアメリカ的ななレトロ感を狙う店が多いが、テクノロジーの進展で人工肉ハンバーガーが市民権を得る時代、コンピュータ性能が目覚ましい進展を遂げた時代、8bitという響きは古き良きアメリカ同様にノスタルジーを感じさせる。
ちなみにこの店のハンバーガーはジューシーな本物のbeef pattyが売りなのだが、Zeldaバーガーだけ唯一vegan対応のメニューになっている模様。面白そうなので食べて見ることにした。Pattyはchickpea、Corn、Quinoaで出来ており、サンドされる具材はAmerican cheese、Beetroot Relish、Grilled Haloumi、Avocado、Lettuce、そこに8bit Sauceがついて14.5AU$だ。
Melbourneの物価からすれば、どちらかと言えば安い方だろう。
Haloumiはヤギと羊のミルクで作った弾力のあるチーズでハンバーガーに挟むのは珍しそうだが、beetrootをハンバーガーに入れるのはAustraliaでは一般的なものだそう。
素材はフレッシュで味も悪くないが、Pattyの旨味がやや弱く8bit Sauceのインパクトが強めに出ているかな。
サイドメニューから選んだPotato Gemは一口サイズのhashed potatoで、スナック菓子感覚でつまみながら完食。こちらは中々の美味だった。