大混雑のRuins of St. Paul’sを抜け出して、ポルトガル通りの坂を下っていくと、cozyな店が軒を並べるエリアに出る。
座って休みたかったので、cafeのような雰囲気の店に入った。
ビールだけでもいいかなと思いながらメニューを見るとパスタやラテといったカフェメニューに混じって、Macanese料理や面白そうな創作メニューも。
気になったので、ここで昼食を摂ることにした。
まずはBacalhau Tartine。マカオでBacalhauといえばコロッケだし、Tartineといえばエッグタルト。
これをマッシュアップしてBacalhauを具材にしたTartineに仕上がっている。
バカリャウ自体のテクスチャ感、ちょうど良い塩抜き加減、さり気ないソースの味付け、そして表面が僅かに焦げる程度の焼き加減がバランスしている中々の一品だ。
そして、Minchee。挽肉、玉ねぎ、フライしたダイスポテトを炒めた家庭料理で、ライスとsunny-side upと一緒に盛って、混ぜながら食べるというのが調べる限り一般的なようだ。
英語が流暢な店員さんがいて、ライスのpotionを少なめでオーダーした。
しばらくしてサーブされたのはライスだけの皿と、Mincheeにsunny-side upが乗ったボウル。
写真はこれを自分で盛り付けたものだ。
ライスは茶碗一杯弱程度の量になったので、相対的に肉の量が多く、吉野家のアタマ大盛りのような印象に映る。
この店ではフライしたダイスポテトは炒めずトッピングする形で、挽肉には玉ねぎが入っておらず肉オンリーのスタイルだった。
きっと、一般的なものよりも肉々しさとサクサクしたポテトの食感が立っていると思う。
そぼろの味付けは甘辛でやや塩味が立ち、ライスや卵、ポテトと合わせることでちょうど良い加減だ。
ビールはポルトガルSuper Bock一種類だけだったが、Macau Beerのように少し甘い感じのするものよりも多少の苦味とキレがあるタイプなので、コッテリしたMincheeにはよくマッチした。
食後にサービスでショットグラスに入ったSerraduraを頂いた。Serraduraはポルトガルのスイーツで、whipped creamにcondensed milkを加え、crushed cookiesをトッピングして冷やしたもの。
冷え加減がキンキンで量も一口サイズだったので、あっさり美味しく頂戴した。
これら全部で104MOP、お得ではないだろうか。