Liminalは2019年春にオープンしたばかりのカフェレストラン。
Collins StとRussel Stの一角にあるT&G Building、エレベータにはIDカード認証が必要な所謂オフィスビルだが、部外者も入れるgrand floorで一際目を引くのがLiminalで、ロビースペースの半分程を占める贅沢な空間は、カウンター、テーブル、ソファが恐らく100席分以上、巨大なオープンキッチン、to go用のショーケースなどから構成され、cafe、restaurant、wine barなど様々な使い方ができるようだ。
お堅いビルの中にありオープン間もないためlocals only的な雰囲気もあったが、広々としたロビーの風通しの良さそのままに私達のことも快く案内してくれた。
この店を訪れたのは11時位だったと思うが、ほぼ満席の中カウンター席に陣取った。料理人たちがキビキビと働き、面白いプレゼンテーションの皿が次々と目の前を通り過ぎていく様を眺めるのは楽しいものだ。
まずはビールを飲みながら食事を待つ。地元Moon Dog Craft BreweryのOld Mate Pale Ale。
このビールはいくつかのレストランで目にしたが、癖が少なく飲みやすい。この店では9.5AU$だったかな。
しばらくするとオーダーしたsandwichがサーブされた。Ma Po Tofu and Noodle Ban、15AU$。
signature menuの一つらしい。
柔らかいバンズに、花椒や唐辛子の効いた麻婆豆腐が溢れる程挟み込まれ、味のないベビースターラーメンというか砕いた乾麺が盛り付けられている。
かなりホットで辛いものが苦手な人は回避したほうがいいかもしれないが、好きな人にはかなりハマる一皿だろう。
麻婆豆腐をバンズに挟むミクスチャー感覚は、世界有数の移民都市Melbourneらしい。
バンズのサイズは恐らく長さ20cm以上はあるだろうか、この一皿だけで満腹になる。
キッチンで作られていた他のメニューはどれも美味しそうだったし、ワインボトルも大量にストックされているという。この街に住んでいれば何度も足を運んでしまいそうな興味を惹かれる店だった。