佐賀や福岡では、実は海産物を酒粕に漬けた珍味が旨い。
海茸、帆立、タイラギ貝、やりいか、数の子、鯨の軟骨など素材は様々、酒粕の配合や味付けも様々、その掛け合わせで様々な個性があって、様々なブランド名を冠して販売されている。
昔は漬物といえば野菜で、白米のお供が定番だったが、日本酒を飲むようになると漬物こそ酒の肴にぴったりだと思うようになってきた。
そういうわけで、九州に行くと酒の肴を探すのが楽しみで、佐賀駅前でも土産を買う時間を楽しむことに。
佐賀駅ショッピングモールのえきまち1丁目佐賀駅店を物色していると、通路側で最も存在感がある店舗、竹八を発見。
竹八は1932年創業ということなので2018年現在創業85年の老舗、海産物を酒粕漬にするブランドの中でも古い方でないだろうか。
店頭のショーケースを眺めていると、数え切れない程の品揃え。
同じ商品が様々なパッケージで提供されているようで何が違う尋ねてみると、入っている分量が違う、海産物と酒粕のバランスが違うなど色々あるようだ。
タイラギ貝の貝柱の割合が一番多いものをリクエストすると、薦めてもらったのがこのパッケージ、150gで756円。冷蔵不要とのことでそのままバッグに入れて東京まで移動した。
自宅で食べてみると、これが最高。程よく水分の抜けたタイラギ貝も旨いが、酒粕が本当に旨い。
鍋島を飲みながらいただいたが最高だった。
また、この酒粕なら、おにぎりや海苔巻きの具材にさえなるのではないか。
酒臭さを感じないので、冷めたご飯でも気にせずに食べられそうだ。
東京で置いてある店があるようなので、また購入したい。