バルト三国の中央に位置する国、ラトヴィア。
中世はヨーロッパ、18世紀以降はロシアの影響力に晒され様々な国による占領、そこからの独立を繰り返し、21世紀に入りEUに加盟した。
Gunars Rozenbergsはラトヴィアを代表するジャズトランペッターとして知られる。
このアルバムは1979年ソビエト国営のМелодияレーベルからリリースされたものだが、録音は1976年。
この時代のソ連の音楽は、今日的な感覚からすると古さと独特の作風を感じさせるものも多いが、このアルバムは時代と場所を超える傑作だ。
特にJazz、Jazz Funkが好きな人、更にFree Soulが好きな人ならドツボにはまること間違いない。
コンポーザー、アレンジャーとしても素晴らしい。
捨て曲なしの35分。
旧ソ連にはこうしたお宝が多く眠っているのかもしれない。
いつかFree Soul Sovietをコンパイルしてみようと思う。