アーユルヴェーダ発祥の地とされ、インドでは珍しくあらゆる宗教が共存し、カースト制がなく、国内最低の殺人率と国内最高レベルの認字率を誇り、社会インフラが整備され、インド最大のIT特区ティルヴァナンタプラムテクノパークを擁し、宇宙開発の拠点でもあるインド南西に位置するケララ州。
ケララが「ココナッツの地」を意味するようにココナッツの生産が盛んで、メソポタミアの時代からスパイス貿易の拠点として栄えた歴史からも、ココナッツとスパイスを用いた料理が根付いている。
またキリスト教がメジャーなことから西洋の影響もあるのだろう、シチューをココナッツとスパイスでリノベーションしたような料理もある。
ケララシチューというホワイトシチューがそれだ。
シチューといってもスパイスを何種類も使用するため、カレーにも思えるeclectic感が面白い。
ココナッツクリームを使用することでシチュー感を強めているが、適宜水とココナッツクリームのバランスを調整し、好みのとろみ加減にしてもらいたい。
Ingredients(4 Servings)
- せせり:400g
- 玉ねぎ:1/2個
- 新生姜:50g
- にんにく:1片
- じゃがいも:2個
- ココナッツクリーム:200cc
- 松の実:20g
- ココナッツオイル:大さじ2
- カルダモン:小さじ2
- クローブ:小さじ1/2
- スターアニス:1個
- ブラックペッパー:小さじ1
- シナモンスティック:1本
- 水:200cc
- 白湯スープの素(粉末):大さじ1
Directions
- せせり、じゃがいもは2cm程度の大きさに切る
- 玉ねぎ、新生姜、にんにくはみじん切りにする
- ココナッツクリーム、松の実をミキサーにかけてペーストにする
- 鍋にココナッツオイルと全てのスパイスを入れテンパリング(弱火で熱し香りを出す)する
- カルダモンの表面が薄く茶色くなったら、玉ねぎ、新生姜、にんにくを加え焼き色がつかないように炒める
- 野菜から水分が出てきたら白湯スープの素を小さじ1加え馴染ませる
- せせりとじゃがいもを入れ、更に炒める
- ココナッツミルクと松の実で作ったペースト、水、白湯スープの素を小さじ2を加え、更に中火で煮込む
- じゃがいもに火が通ったら出来上がり