シンガポールの歴史は1819年にSir Thomas Stamford Rafflesがこの地に足を踏み入れたことから始まった、あるいは大きなターニングポイントを迎えたといっていいだろう。
東インド会社の社員で植民地経営を担当したRafflesはジョホール帝国からシンガポールを買収、無関税の自由港として発展プランを描き、今日に至る土台を築いた。
今では道路、学校、病院など様々なところの彼の名前が使われており、このホテルも彼の死後約60年を経た後、その名前を冠して開業した。
今では世界中のセレブから愛される最高級ホテルとして名を知られる。
数年前に買い逃したブラックペッパーソースの瓶詰めを購入しようと訪れたのだが、メインエントランス、シンガポールスリングが誕生した伝説のバー、その他あちこちで改装工事が進んでいた。
ギフトショップは通常どおりオープンしていたのだが、お目当てのブラックペッパーソースがないので確認すると、既に製造中止とのこと。
今売っているチリクラブソーストカレーペースト、シンガポールスリングジャムなどの瓶詰めに興味を惹かれない中、レジ横の棚でBak Kut Tehのスープミックスが専用の醤油付きで売られているのを発見。
白胡椒中心のさわやかなスパイシーさが特徴の、所謂White Bak Kut Tehタイプのものだ。
Bak Kut Tehのスープミックスは無印良品でも売っている時代だが、1887年から営業しているホテルが手がける国民食のスープミックスなので買うことにした。
全く関係ないが、カンボジアのSiem Reapでも営業しているからか、Raffles Hotelが手がけたクメール料理のレシピ本があった。
これも欲しかったが、レシピ数が極端に少なく費用対効果が良くなさそうだったので見送ることに。
ちなみに改装工事は2018年の秋まで続くという。