こんな店が日本にあるのかという衝撃を受けた夜だった。
新鮮なオーガニック食材、独創的な料理の数々を、聞き間違えたと思えるほどお得な価格で食べることができる。
私の場合、梶原由景さんがネットで紹介していたのを見て訪問したのだが、そういう人が何人もいるらしい。
誰もが知っているミュージシャンがツアーの移動日を翌日に繰り越して訪問することもあったそうだ。
どんな料理を食べたいか店主と会話をして、酒をちびちび飲むので酒の肴を続けて出して欲しいとお願いする。
一品目は名物の自家製カラスミ。大根と一緒に。
続いて旬菊の生喰い。店主が自家農園で育てている春菊。全くエグミのない瑞々しさ。
店主一押し、大分産麦焼酎トヨノカゼのロック。チェーサーは店主が山で汲んできた天然水。氷もその天然水で作っているという。
続いてネズミのフン。詳細は言えないが、これが最高。
自家製のビッグサイズの梅干し。直径が5cmくらいあったかな。
烏賊の肝と冷奴。
ラストはホタテのチーズ焼 F.ポアン風。380円。
開店時からあるメニューで、価格も据え置いているという。店主が最後に食べてってと出してくれた一皿。
料理のクオリティとコストパフォーマンスのバランスは唯一無比。
何と言っても個性的な店主との会話が楽しい。
最高のビストロ、というか、居酒屋だった。
ビストロまん坊
住所:大分県大分市中央町3-6
住所:大分県大分市中央町3-6