セロリのシャキシャキ感、零余子のねっとり感、せせりの弾力感、きりたんぽのホロホロ感が楽しめる優しい味のスープ。
水に対して具材の分量が多く、ボリューム満点で腹にたまる。
零余子は秋から冬にかけて旬の食材で、山芋や自然薯の蔓(つる)に組成されるが、実のようで実ではなく、栄養繁殖器官というらしい。
植物は種を源泉に繁殖し育っていくと実をつけるものが多いが、植物が育ち蔓や葉に栄養繁殖器官が出来て、栄養繁殖器官が地面に落ちて発根して繁殖の源泉となるようなサイクルを栄養繁殖と言い、その源泉物が栄養繁殖器官に相当する。
非常に栄養価が高く、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、C、Eなどのビタミン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リンなどのミネラルが豊富。
零余子には消化酵素のジアスターゼが含まれており、白米を潰したきりたんぽも消化に良い素材。
更に時間が経てば経つ程、きりたんぽがどんどん溶けていくので、ぽったりした食感のスープに変化する。
併せてセロリもかなり柔らかくなるため、一層消化しやすい状態になっていく。
Ingredients(2 Servings)
- 水:600cc
- 零余子:100g
- きりたんぽ:2本
- セロリ:1本
- せせり:100g
- 白湯スープの素(粉末):適量
Directions
- せせりを小間切れに切っておく
- 鍋に水とせせりを一緒に入れ中火にかけ、沸騰する前の段階で弱火にし、20分茹でる
- せせりを茹でるのと並行し、零余子を塩水(分量外)で10分茹で、ざるにあけておく
- きりたんぽ、セロリを1cm角に切っておく
- せせりを茹で終わったら、セロリ、きりたんぽ、零余子を加え、5分程度弱火〜中火で煮る
- スープの味を確認しながら、適宜、白湯スープの素(粉末)を加え味を整える