第二の脳に効く 新生姜と大根と梨の水キムチ(ムルギムチ)

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水キムチは韓国の家庭料理で、夏から秋にかけての風物詩。

水キムチの具材は漬物のように美味しいが、漬け汁に含まれる乳酸菌量の突出した豊富さからスーパーフードならぬスーパーディッシュといって良い一品だ。

乳酸菌は腸にとって最重要バクテリアの一つで整腸を促す。

腸は第2の脳と言われるほどの人間にとって重要な器官で、英語の腸(gut)は勇気、理屈では説明つかない感覚の意味でも用いられるし、日本語で言えば「腹」ということになるが、「腹を決める」とは重要な決断をすることを言うし、「腹心」は重要なことや頼りどころという意味で、お腹が重要な部位というのは言語や文化を超えグローバルな人類の知見なのだろう。

実際に腸に存在するニューロン数は脳に次ぎ、セレトニンやドーパミンといった神経伝達物質の生成にも影響を及ぼすと科学的にも言われている。

今回のレシピ、水キムチの植物性乳酸菌を生成する上で重要な役割を果たすのは米粉だ。

元々は米のとぎ汁などで作ることが多いらしいが、このレシピでは米粉で代用し発酵を促進させる。

そうすると、具材はある意味でオマケのように感じるが、具材自体の栄養素や旨味が食欲を増進するわけで、素材選びも楽しみたい。

晩夏から秋にかけて新生姜や梨がスーパーマーケットの店頭で見られるようになるので、これらで作ってみることに。

実際食べて見ると、一晩つけた二日目には漬け汁が馴染み、旨味も感じられる。

一週間程度は持つということなので、週末に作って毎日少しずつ食べるというのも良いかもしれない。

以下記載の分量で、写真の2倍程度の量の水キムチを作ることができる。

Ingredients(3-4 Servings)

  • 新生姜:80g
  • 大根:1/6本
  • 梨:1/2個
  • 水:400cc
  • 米粉:小さじ1
  • にんにく:1/2個
  • 酢:大さじ3
  • 塩麹:小さじ2(漬け汁用)、小さじ2(塩揉み用)
  • はちみつ:大さじ1
  • 昆布茶(粉末):小さじ1
  • 白だし:小さじ1

 
Directions

  1. 新生姜、大根、梨、にんにくは適当な大きさに切った後、薄切りにする
  2. 鍋に水、米粉、にんにくを入れ、軽く煮立たせた後、常温に戻し、漬け汁のベースを作る
  3. 漬け汁のベースに酢、塩麹(漬け汁用)、はちみつ、昆布茶(粉末)、白だしを加え、漬け汁を完成させる
  4. 薄切りにした新生姜、大根、梨を塩麹で和えて揉み、30分置いたら、水で洗って水気を切る
  5. 水気を切った具材を漬け汁に入れ常温で4-5時間置いたら、冷蔵庫に入れる
  6. 一晩以上置いたものをいただく
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