盛京亭での食事の後は、白川沿いに散歩しながら京都国立近代美術館へ。
鴨川にしか鳥はいないと思っていたが、白川にはマガモがいた。
日光の照り返しが眩しいが、水が澄んでいて涼しげだ。
場所によると思うが、白川は水深が浅く、近所の人たちはサンダルで川遊びをしている。
この場所でしか味わえない涼み方という感じで、次に来る時は、サンダルを持ってこようと思った。
ポール・スミス展 – HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH
老若男女、皆かぶりつくように展示物を眺めている。ファッション業界の人が多いのかなと予想してきたが全く外れた。ユーモアや創造性に富んだ作品が並び、誰からも愛されている様子は、ビートルズを思わせるものがあった。
本人が写真好きだからか、写真撮影OK、記念撮影コーナーもあり、鑑賞だけでなく体験的要素もあって楽しむことができる。
スマホで作品の音声ガイダンスを聞くことができる。ナビゲータは俳優の松田翔太。
キューバの映画ポスター 竹尾ポスターコレクションより
キューバでは伝統的に映画ポスターのグラフィックに様々なデザイナーや画家を招きシルクスクリーンで作品にしてもらう文化があるらしい。
したがって、キューバの映画ポスターは映画それ自身から派生しているが、独自のアート作品とも言える。
日本映画は人気があるようで、多くのポスターが展示されていた。
印象的だったのはレネ・アスクイ・ カルデナス(René Azcuy Cárdenas)が製作した大島渚監督の作品’少年’(El Muchacho)のポスター。
いわゆる’当たり屋’の映画なので車と人がモチーフになっているが、映画のストーリーから距離を保ち、クールな印象だ。
また、映画の中で印象的な日の丸や血の’赤’を入れそうなところだが、モノクロで仕上げているところに独自性と美意識を感じる。