Fish & Chipsのようなトラディショナルな英国料理から、モダンなBritish Fusion Styleまでメニューレンジが広いChawengのレストラン。

ホテルから徒歩3分の場所にあったため、小腹が空いた時に足を運んだ。

Anantara Bophut Koh Samui Resortの向かい側にある。

ウッディな店内奥の方には立派なワインセラー、スコッチやウィスキーなどhard liqourがズラリと並んでいるが、おつまみを何品かとビールでまったり過ごすことにした。

一品目はTaco Belle。

生のマグロが盛られた小ぶりなタコスで、胡麻マヨネーズがかかっている。

サムイ島に来てから初めて生の魚を食べたような気がして、レモンを沢山絞って食べた。

タコスの生地は柔らかいタイプのもので食べやすい。

柔らかい生地のタコスを支えるように、皿と同じ色のブロックがそれらの間に配置されている気の利いた一品。

5ピースで320Baht。

このあとサラダを挟んで最後はProper Fish n’ Chips、400Baht。

ビールの入った衣でサクッと揚げた白身魚のフライと、小さなバケツに入ったザク切りのChunky Chips。

Mushy Peas Sauce、Tartare Sauce 、Tomato Ketchupが付く。

伝統的な英国料理は総じて美味しくないというが、こんなシンプルな揚げ物が不味くなるわけがないと思うのだが。

世界中でLarder RestaurantのようなModern Britishの店がどんどんオープンしている時代、英国料理は食べれたものではないというのは前時代的な言説かもしれない。

新しいプレゼンテーションと共に選択の幅がどんどん広がり、古くても残るべきものは残り、感覚は少しづつ更新され、常識や定説は移ろっていくというのが歴史の真実。

そういう変化の潮目を、タイの英国料理屋でひしひしと感じるのだった。