サムイ島は欧米からの旅行客とともに発展してきた場所で、タイランド湾に浮かぶ小島にも関わらず世界中の料理を楽しむことができる。

この日はTops Marketでお土産を購入後、Chaweng Beach Roadの少し脇道を入ったところにあるイスラエル料理店Basilicomへ向かった。

店内は広くカジュアルで、欧米からの旅行好きな雰囲気の人たちが集まってくる。

イスラエル料理は、世界中からイスラエルに戻った人たちの食文化だが、全体感としては汎中東的なものを土台にしている印象を受ける。

一品目はMasbacha Hummus。

超クリーミーなHummus（ひよこ豆のペースト）の上に、ひよこ豆、Tahini（胡麻）ソース、ゆで卵、コリアンダー、OliveOil、カイエンヌペッパーをトッピングしてある。

ピタパンと2種類のソース（Chilli、Tahini）、ピクルスが無料でついて150Baht。

こんなクリーミーなHummusは生まれて初めてだった。絶品。

続いてはCreamed Spinach Shakshuka。

Shakshukaとはスパイスの効いたトマトソースで野菜を炒め、その上に卵を落とす料理かと思っていたが、もっと自由度の高い料理だったようだ。

クリームでトロトロに煮込まれたたっぷりのほうれん草の上に卵がのってサーブされた。

この他にも2-3種類、普通とちょっと違うShakshukaがメニューに載っている。

これにも大きめのパンと2種類のソース（Chilli、Tahini）、ピクルスが無料でつく。210Baht。普通のShakshukaは170Baht。

最後はお店おすすめのLahmaajun。

独特のスパイスで炒められたLambのミンチを包んで焼いたパン。

長さは25cm位はあるかな。

かなり大きめ。

パンをナイフで切ると、複雑なスパイスの香りとLambの香りが一気に立ち上り、肉汁が溢れ出す。

サムイ島で、こんな中東感の強いメニューにありつけるとは。

これにも2種類のソース（Chilli、Tahini）、ピクルスが無料でつく。180Baht。

味、ボリュームともに大満足。

ビールはSingha小瓶が100Baht。

外国料理の店にしては、かなり良心的な価格設定ではなかろうか。

ちなみにレストランの数件先に製造専門のBakeryがあり、パンには相当力を入れているようで、どれも美味しい。

強くおすすめできる店だ。