Chaweng Beach Roadは賑やかで雑然としている。

これぞアジアという雰囲気に溢れている。

一方、この通りにありながら、落ち着いた店構えで最高の料理を出してくれる店もある。

El Gaucho Argentinian Steakhouseもその一つ。

ベトナムとタイで展開しているアルゼンチンスタイルのステーキを出す店。

日本には「うどんが主食」というハンドルネームの人がいるが、アルゼンチン人は国家レベルで「牛肉が主食」だそうだ。

消費量は日本の10倍規模だという。

そうした牛肉のプロの国のノウハウで最高のステーキを出そうということだろう。

最高を追求しているだけに、El Gaucho Argentinian Steakhouseのプライシングは驚くほど高く、日本円換算で一人一万円は下らない。

それでも食べたいのか、それだから食べたいのか。

サムイ島のお店でも大半の客がステーキをオーダーしていた。

私たちはフレンチフライ、マッシュルームのソテー、Fillet250g、RibEye350gのミディアムレアステーキをオーダー。

最初に運ばれてくるのはパン。

パンを食べすぎるとステーキを食べるのが辛くなりそうだったので、そこそこにしてステーキを待つ。

その後一気にフレンチフライ、マッシュルームのソテー、Fillet、RibEyeのステーキが運ばれてきた。

ステーキ注文時に別料金のソースの注文を聞かれたが、注文はせず、テーブルの塩と胡椒だけで食べると伝えたのだが、実際食べて見ると素晴らしい肉自体の旨みで塩胡椒があればで十分。

こんなに美味いステーキは久しぶりで、サンフランシスコのBob’s Restaurant以来か。

赤身の柔らかさ、滋味、火加減、どれも最高だった。

最後にVockaのショットグラスをサービスで頂いた。

これが驚く程甘いのだが、恐ろしいほど美味しい。

ポーランド産のBelvedere Vodkaをベースに　Carmel SyrupをEl Gaucho独自の配合でブレンドしたもの。

最後までインパクトのあるサービスだった。