宮崎ブーゲンビリア空港の名物といえば、ガンジスカレー。
空港が開業した頃から空港管理会社が作り続けているもので、空港のレストランだけでなく街中にカレー専門店を出店する程、人気を博している。
広々した滑走路を見渡せる空港3Fのレストラン「コスモス」では、ここの厨房で作ったものを食べられるということで訪問してみた。
ルーの美味しさを味わいたかったので、ルーだけ大盛りでライスは半分でオーダー。
ホールスタッフとキッチンスタッフの間で、何度も注文内容を確認する会話が厨房の奥から聞こえてくる。
少し変わった注文の仕方だったのだろう。
しばらくして運ばれてきた大皿には、なみなみと盛られたカレールー。
大盛り用の皿には深みがあってライスはまるで満潮で海に姿を隠し始めた陸地のような、ささやかな存在感だ。
粗みじんの牛肉と溶け込んだ野菜から感じる旨味、ピーナッツバターのコク、トマトの爽やかな酸味も感じる。
スパイシーさ控えめでトロトロした食感は、子供から大人まで食べる人を選ばないだろう。
半世紀を超える歴史も納得の味だ。
宮崎空港には、他にもフレッシュフルーツから作るジューススタンドなど、フルーツ王国ならではの店舗もある。
様々な食を楽しめる空港だ。