水がきれいなところのラーメンは美味しいのではないか。
特に検証したわけではないが、そんな気がする。
佐野ラーメンで有名な佐野市には、名水百選の出流原弁天池など、幾つも湧水を汲める所がある。
ラーメンブーム初期の頃、西新宿に’佐の屋 源左衛門’という佐野ラーメンの店によく通った。
佐野市の湧水でなければ、佐野ラーメンはできないとのこだわりで、店主が毎日車で佐野と新宿を往復していた。
透明度の高いスープに、青竹平打ち麺。
チャーシューもスープに合わせて薄味。
名水からできた、品のあるラーメンだった。
残念ながらその店は閉店したが、それ以来、佐野ラーメンにはまっている。
今回は佐野市内の二店舗を訪問した。
一軒目は、ゐをり。
以前も訪問したことがある店で、最近は人気店となり、店外まで人が並んでいた。
うま塩ラーメンを注文。
透明度の高いスープ、平打ち麺、薄味チャーシューの王道パターンに、焦がしネギが乗る。
トッピングした半熟味玉も美味。
二軒目は、大和。
現在、佐野ラーメンの人気No.1の店。
店主は若く意識が高い。
「10人が食べたら10人に美味しいと思ってもらいたい。
好みの問題と逃げたくはないんですよね。
今もそれを目指しているし、これからもそう思って自分の味を作っていきたい。
だから柔軟に美味しい進化と変化を加えていきたい。」
(文末に記したリンク先から抜粋)
この店も、猛暑の中、店外まで人が並んでいた。
ラーメンを注文。
透明度の高いスープ、平打ち麺、薄味チャーシューの王道パターン。
正統派としての自負を感じるラーメンだった。