南インドやスリランカなど東アジア系カレーを源泉として独自の進化を遂げているスパイスカレーが、大阪や京都など関西を中心に増えているという。
ここ240(ニコヨン)もその一つ。
銀閣寺から走っていこうと思ったが、12時近くだったのでタクシーで向かう。
10分位ですぐに到着、入店するとお客さんはまだ少ない。
一番人気の「エスニックニコヨンスペシャル」をライス小でオーダー。
「エスニックニコヨンスペシャル」とはその日の用意しているカレー4種類全てのあいがけとバスティマライスのコンビにパクチーのトッピングが付く。
この日のカレーはパキスタンカレー、ペッパ牛スジカレー、ごぼうのスパイスキーマ、ニコヨンチキンカレーの4種。
「パキスタンカレー」は水を使わずに野菜と鶏だけを煮込んだドライカレー、「ペッパ牛スジカレー」はブラックペッパートフェンネルの効いたカレーで牛スジも非常に柔かいもの、「ごぼうのスパイスキーマ」はササガキ切りのごぼうの存在感が印象的、「ニコヨンチキンカレー」はお店の名前がついたマイルドなバターチキン。
そこに副菜が何種類も添えられ、エスニックニコヨンスペシャルにだけつくペッパーピクルスもある。
一口ずつ単独で味わったあとは適宜隣接するエレメントを混ぜ合わせ、次第にその範囲を広げながら全体を混ぜる。
皿が空になる頃は、一つ一つの味は印象が遠のき、皿全体で美味しいという印象。
店内はロックテイストで店員さんもロッカーだが、料理はオーダーしてから一皿づつ丁寧かつ繊細に作られている。
店を出る頃は、テーブルの大半が埋まっている状況だった。