2018年に他界した伝説の料理人 Paul Bocuse。
東京にもMaison Paul Bocuse、Brasserie Paul Bocuse等その名を残すレストランやベーカリーが幾つかあるが、そこでトレーニングを受けたPhilip Chiang氏がオープンしたのがBrioche by Philipだ。
2010年にBest Bread Foodies’ Guide to Melbourne Numerousを勝ち取り、現在はCBD地区を中心に数店舗を展開している。店内には小さなdining spaceもあった。
日式風の菓子パンも作っているらしいが私が訪れた12時過ぎには売り切れで、ショーケースには半分位の商品しか残っていない状態だった。
朝早くから営業しているので、売れるのも早いのだろう。
この店で夕食用にパンを買おうと思って訪れたら16時閉店で買えない時もあったがMelbourneで珍しいことではない。
この時間の流れ方に慣れ、早めに用事を済ませるのがこの街のルールだ。
結局王道のcroissantとbriocheのサンドイッチを買い、海まで行って食べることにした。
Route96に乗ってSt Kilda Beachまで30分位だったろうか。
青々とした海と空を眺めながら食べるランチは最高だ。
French bakeryというだけあってcroissantは非常に美味しい。ポソポソとパン切れを落とすとカモメが食べにやってくる。かなり人に慣れている様子だ。
briocheのサンドイッチも勿論悪くないが、brioche特有のパサつきが出ていたので、少し温め直した状態で食べる方が美味しいかもしれないと感じる。Melbourneにはモダンなboulangerieが幾つかあるようだが大抵CBD地区周辺のsuburbエリア。
街の中でフラッと立ち寄るなら、何店舗か展開するこの店の使い勝手が良さそうだ。