Raamatukoiはタリンの旧市街の中で本屋、レコード屋を展開している店だ。
どの都市にもハイカルチャー、サブカルチャー、音楽、文学、様々なコンテンツを幅広く揃える店があるが、Raamatukoiはタリンでそのような存在なのだろう。
この写真は本屋の外観。サンタクロースの原型、守護聖人ニコラスを祀った聖ニコラス教会の前に位置する本屋、DOM Restaurant脇の小道を入ったところにあるレコード屋、それぞれいつも人で溢れていた。
この写真はレコード屋の外観。レコード屋に入るとKid Creole & The Coconutsのアナログ版で’I’m Corrupt’が大音量で流れている。
ざっと店内を廻ってみると欧米のレコードも多いが、旧ソ連、エストニア、東欧の中古もいろいろ。
また、旧ソ連の社会主義繋がりでキューバのアナログも発見できる。
この旅の目的の一つでもあったFrotee Recordsのカタログ収集に早速取り掛かる。
1枚見つけるにも時間がかかったので店長にFrotee Recordsのカタログを収集しに日本から来たと伝えると、店内在庫をチェックしてくれた。
全部で3枚確認できた一方、欲しいと思っていた数枚はストック切れが判明。
ひとまず3枚だけでもラッキーだと気持ちを切り替え精算しようとすると、店長から一つ提案が。
店長によれば、タリンはコンパクトな街なので音楽愛好家同士の繋がりがありレーベル関係者を知っているという。
ちょっと電話してみるので、もしお互い時間があえば会ってみればと。
しばし電話の時間の後、明日は都合が良いとのことだったので、連絡先の情報をもらいメールで直接私から連絡を入れることに。
有難いとはまさにこういうことだろう。
見知らぬタリンの地で、人の優しさ、粋な計らいに触れた一時だった。
住所:Voorimehe 9, 10123 Tallinn, Estonia
URL:https://www.raamatukoi.ee/cgi-bin/info?kauplused