アメリカのSparkling Water事情

RenderedContent-3283A076-948F-489A-9C8F-0561059880DD統計上3人に1人が肥満のアメリカ。

道を歩いていると、本当に太った人ばかりで、その通りなのだろうなぁと感じる。

肥満を増長する要因は様々考えられるが、砂糖入り炭酸水が吊るし上げられ、その是正に砂糖入り炭酸水向けの新税制が施行され始めている。

こういう背景からか、コンビニでsparkling waterを探すと0calの甘味料が配合されるものが非常に多い。

メーカーにとっては、砂糖を使わず砂糖入り飲料と変わらぬユーザー体験を与えられることが死活問題なのだろう。

新税制はCaliforniaのBerkeley、Albany、Oakland、IllinoisのChicago、PennsylvaniaのPhiladelphia、ColoradoのBoulder等で導入済で、ソーダ税と命名されている。

とは言っても前述通り悪いのは炭酸ではなく、炭酸に使われている砂糖で、砂糖の分量に応じて課税される仕組みになっている。

一方で非炭酸飲料の糖分は課税されない等、スコープの網羅性や論拠の不十分さから反発も大きいようだ。

こういう状況なので、0cal甘味料不使用の炭酸水は大変レア。

Walgreensでかなり時間を使って確認したが、フランスのPerrier、イタリアのS.Pellegrino、Canada DryのClubSodaくらいしかない。

日本で0cal味なし炭酸水はよく見かけるものだが、米国では貴重な存在だ。

一番手頃なのはCanada Dryで、物価の高いLas Vegasでも350ml瓶が6本セット5,99$で激安だったので、こればかり飲んでいた。

ちなみにCanada Dryはもともとカナダの会社だが、20世紀後半は米国企業の手を渡り歩き、現在は米国企業の中の一ブランドとなっている。

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