メノルカ島は、歴史的に地中海の制海権を掌握した勢力の傘下に治まってきた。

例えば、ローマ帝国、ヴァンダル族、ビザンチン帝国、アラゴン帝国、近代ではイギリスなど。

今はスペインに17ある自治州の一つに属している。

こうした歴史から、スペイン人以外だとイギリス人が別荘を持っていたりバケーションに訪れることが多いようだ。

レストランでも英語のメニューを置いてあるところが多い。

最近は世界のあちこちで中国語の案内を見るようになったが、この島にそういうものは一つもなかった。

滞在期間中、アジア人に会うこと自体一度もなかった。

到着後初めての昼食。

Es Castellのハーバー沿いまで数分歩いてレストラン「Vell Parrander」に入店。

このあたりの店は、affordableなCavaだと大体どこでも15-20ユーロ前後で提供している。

本場なので安くても美味しく、気兼ねなく飲める。

スターターはGazpachoを選択。

冷えすぎす、野菜の味や香りをきちんと感じる。

酸味は適度に抑えられ、甘味と爽やかさを感じる好印象の一皿だった。

そのあと食事は、CavaのつまみになるようなSteamed MusselsやPrawn Cocktailなどを順次オーダー。

とにかく量が多いので、このくらいでお腹もいっぱいになる。

Cavaは２本空いた。

強い日差しのリゾートでキンキンに冷えたCavaは、グイグイと飲み干してしまう。