旅先で良い店に辿り着く方法がある。
それは自分と感覚が合いそうな人を見つけ、その人から聞き出すことだ。
factory zoomer/shopで夕食の場所を話し合っていたが、この街に住んでいる人に尋ねてみようということで店員さんにヒアリング。
いくつか教えてもらった中から選んだのが酒屋彌三郎だった。
古民家を改築した店はとても良い雰囲気で、私たちは2Fに案内された。
4人で使うには十分過ぎて恐縮してしまう程の広い個室。
店員さん達は若いが、日本酒の銘柄や食事の内容の説明もしっかりしていて頼りになる。
注文したものは何もハズレがなかった。
リスティングすると、
<食事編>
彌三郎ポテトサラダ燻玉とパンチェッタのソース
こんか鯖炙り
ホタルイカ沖漬け
とうもろこしの小さなかき揚げ
塩麹パテ・ド・カンパーニュ
八乙女ポークチャーシューとパクチーのサラダ
能登牛と八乙女ポークおメンチカツ
八乙女ポークグリル
本日の棒寿司
ひすい茄子
ズッキーニやミョウガのお新香など
<日本酒編>
天狗舞 山廃純米
五凜 純米大吟醸
加賀鳶 純米
手取川 純米大吟醸
遊穂
能登誉 千枚田
獅子の里
奥能登の白菊など
4人で4時間はいたのではないだろうか。
これらのメニューの中でも特筆すべきは富山産の八乙女ポーク。
初めて食べたが衝撃的な旨さだった。
市場には出回らない希少な豚肉だという。
これを食べに北陸へ行きたい、というモチベーションにさえなりうるのではないかと感じる程だ。
そして本日の棒寿司はノドグロ。
適度に水分(脂分?)が抜けたねっとりした食感が最高だった。
また、ホタルイカの沖漬けは店主自らホタルイカ漁で水揚げし、その場で漬けダレに入れている貴重なものとのことで有り難く頂戴した。絶品。
日本酒も石川産のものを多数飲めて、大満足で店を後にした。
強くオススメできる和食店だ。
既にミシュランのビブグルマンにもピックアップされている。