Dempsey Hillはかつて中華系コミュニティによるナツメグ畑だった。
その後、ヨーロッパからの軍隊駐屯地として大型投資が行われたが、東インド会社のヘッドオフィスがあったカルカッタ司令部の見立ての悪さにより、持て余すほどの規模で開発されてしまった。
それらの施設は次第に別用途に転用され、現在に至っては高級かつ高感度エリアとしてリノベーションされているというわけだ。
そんなDempsey Hillの最新レストランは、2017年7月にオープンしたCOMO Cuisine。
COMOグループが世界中で手がけているCOMO Hotels and Resortsの特選料理をピックアップ、提供するレストランだ。
白を基調とした店内はカジュアルかつ爽やかで、女性のペアやグループが8割以上を占めているのではないだろうか。
それ以外は子供連れのママさんグループが何組か、男だけのグループが1組、男一人の自分だけ。
東京で例えると、平日日中の二子玉川のような雰囲気といえば伝わるか。
メニューは然程多くないが、厳選された食の見本市といった様相でインド系、欧米系、東南アジア系、和食系などバラエティーに富んでいる。
seafood系のオススメを尋ねると、Fish Curryということでビールと一緒に注文。
Tiger Beerが無かったのでSapporoをチョイスした。
ちなみにFish Curryは32S$、なかなかの値段だ。
まず、パンとTomato Chutneyとバターが運ばれてきたが、このTomato Chutneyが最高に美味しかった。瓶詰めがあれば買って帰りたい程だった。
続いてメインのFish Curry。
直径20cm、深さ5cmはある大きい器の中に、トマトの酸味と程よいスパイシーさを感じるソースと、iPhone6Eレベルの大きさで厚みは2cm以上あろうかという柔らかい白身魚。
フライドガーリックがトッピングされたジャスミン&サフランライスと一緒に美味しく頂いた。
完食すると店を出て、同じBlock18にある「Dover Street Market Singapore」へ移動。