1970年の創業というから、そろそろ創業50年を迎えようとしている老舗焼肉店、代々木苑。
代々木八幡駅前に並ぶ雑居ビル群の中でも年季の入ったビルの2Fにある。
このあたりにはモダンだったり高級だったりする焼肉店が幾つかあるが、安定した美味しさと値段のバランスでいえばこの店がイチオシ。昔から通う客が多く、土日の夜の座敷では家族連れも見かけるもある。
焼酎のボトルもaffordableで、黒霧島をキープして炭酸と氷のセットで焼酎ハイボールにするのがマイ定番。ボトルキープは3ヶ月だが、新型コロナ禍の中ではキープ期間を延長してくれており、そういう心配りも嬉しい。
キムチはミニ盛と得盛があるが、迷わず得盛を注文しよう(量が全然違う)。白菜、オイキムチ、酸味のあるカクテキの3種盛りになっている。ナムル盛り合わせも安定感のある美味しさだ。
焼肉のおすすめは、本ロース、上カルビ、特上ハラミあたり。本ロースはお得な中落ちもある。どれも柔らかい肉質と歯切れの良さが印象的で、華やかさは然程無いが50年続く店というのはこういうことかと感じる納得のクオリティ。
〆は冬ならスンドゥブチゲ、夏なら冷麺か。チゲのスープは抜群のコクで豆腐はツルツル、冷麺は喉越しのよい麺と安定したスープの味でどちらも鉄板だ。
一品料理やチジミもあるが、焼肉をお代わりするに留め、最後の〆に備えるのが個人的には良いと思う。