メキシコの独立記念日を迎える9月。
1810年から10年以上、スペインからの独立をかけて戦い始めた月が9月だった。
ブラジルの独立記念日も9月。
ブラジル独立推進派がブラジルに身を置いていたポルトガルの王子ペドロに働きかけ、ペドロが独立宣言したのが9月。1822年のこと。
そんな9月、メキシコ料理を食べに下北沢まで出かけた。
このお店のオーナーシェフは、北米のTexmex料理ではなく本当のメキシコ料理にこだわっている。
また、辛さ、塩加減、油の量などは日本人の感覚に合うように工夫されており、メキシコ人、日本人双方から愛され、その繊細さが評価されているという。
ポソーレ(Pozole)
熱々グツグツの状態でサーブされた。美味しい香りが立ちのぼる。
肉や骨を煮込んだ化学調味料なしで、優しい味の出し汁。
煮込んで花のように身が開いたジャイアントコーン、ほろほろになった肉。
手をかけることで、シンプルに素材の旨みが出る料理だ。
ここにオニオン、ラディッシュ、レタス、ライム、ドライオレガノなどをトッピングして食べる。
毎日でも食べ続けられる和食のようだ。
シェフに心遣いを頂き、牛肉のタコスをサービスで頂戴した。
柔らかく大ぶりな肉が絶品。
私がオーダーしたタコスは2種類。
タコス・デ・コチニータ・ピビル(Tacos de Cochinita Pibil )
ユカタン半島の郷土料理、大ぶりでホロホロなスパイシーポークが食べ応えあり。
タコス・デ・ノパレス(Tacos de Nopales)
サボテン、アヴォカド、サルサ、スモークサーモンのタコス。
サボテンはとても食べやすく、他の具材との相性も良かった。
大ぶりなタコスで、スパイシーポーク以上の食べ応え。
ビールはメキシコ産の黒ビールを美味しくいただきました。
Negra Modelo
Tijana Bufadora