餃子のタレは酢に大量の粉胡椒をかけ、ピザトーストには必ず胡椒をひく。
とにかく胡椒が好きで、台湾で胡椒餅を食べるのを楽しみにしていた。
福州世祖胡椒餅は饒河街観光夜市で人気を博しているというが、アクセスのよい台北駅近くの店を訪問。
大きな交差点の一角にあるので遠目からでも探しやすいのだが、胡椒餅を求める人の群がりが何よりの目印になるだろう。
生地を千切って丸く伸ばし、伸ばした生地で餡を軽く包んだところで大量のネギを押し込んで閉じる。無駄なく超高速で進むこの工程を見ているだけで感心するが、タンドールでナンを焼くが如く釜の内側に胡椒餅を次々と貼り付けて焼いては剥がし、これを繰り返す所作も見ていて飽きない。
焼きたての胡椒餅は熱々で外はカリカリ、囓ると中から粗みじんの柔らかな肉と大量の肉汁が溢れ、ネギの甘みと胡椒の風味が口に広がる。シンプルで幾らでも食べられそうな味で、人気があるのも納得。
B級グルメの多い台湾だがNo.1といって差し支えない美味しさではないだろうか。
福州世祖胡椒餅
住所:台北市重慶南路1段13號
住所:台北市重慶南路1段13號