ホテルのそばに雙城夜市があり、水餃子の店がダントツに美味しいと聞いていたので、滞在期間中に一度は訪問しようと決めていた。
最終日の前夜夕方にホテルに戻り、少しゆっくりして水餃子を食べに行こうと思っていたのだが、そのまま寝てしまい起きると何と23時30分近くになっている。
雙城夜市のクローズが24時なので急いでホテルを出た。
夜市に到着すると仕舞いかけている店もある中、目当ての鴻水餃牛肉麵はほぼ満席状態で賑わっているようだ。
店から目と鼻の先の距離にあるコンビニでビールを買い、屋台のカウンターに座って念願の水餃子を注文すると、残念ながら10分前に終わってしまったという。
痛恨の極みだが、席に座ってしまったし、とにかく空腹だったので牛肉麵をオーダー。
牛肉麺の持ち帰り客は大抵常連客なのではないか、入れ替わり立ち替わり訪れ、お店のご夫婦と笑顔で会話を交わし、牛肉麺を持って帰路についていく。
そんな様子を眺めながら、熱々のスープで出される牛肉麺をいただく。濃い色をしているが、ほんのりスパイスが効きつつもあっさりとした、ホッとする味。
昼から半日近く食事をしていなかったので、肉も麺もペロリと食べてしまった。
お店のご夫婦のお子さんは結婚して日本に暮らしているとのことで、日本語で会話をしてくれるのだが、ご夫婦共々その口調も優しく人柄の良さが顔やオーラに滲んでいる。
帰国日となる翌日の夕食は別の店に行く予定だったが、ここの水餃子を食べたい気持ちが強くなり、翌日にまた来ると伝え店を後にした。
翌日は夜市が始まる17時過ぎに訪問、1番目の客として屋台のカウンターに座って昨日売り切れだった水餃子を注文後、ビールを買いにコンビニに向かう。
店に戻りビールを飲みながら待って出てきた水餃子は、緑色の餡が皮から透けて見えるのだが、皮自体はモチモチと歯ごたえがある。餡は韮がたっぷりで、にんにくの風味が効いた浸けダレとよく合う。
この後別の店で夕食をとるため水餃子一皿とビールだけで済ませたが、二つ合わせて300円か400円程度ではなかっただろうか。
味もコストパフォーマンスも優秀で、評判になるのも頷ける店だった。
住所:台北市中山區雙城街與農安街交叉處之雙城美食街