小雨が降る週末、青山までジョギング。
9時30分頃にWorld Breakfast Alldayに到着したが、ほぼ満席。
1席だけ空いていたので、待たずに案内してもらうことができた。
この5-6月はSwissの朝食だ。
Swissといえば永世中立国でありながら軍事大国、アルプスを有しながら世界一の核シェルターを開発するリスク管理先進国。
また、富裕層向けのプライベートバンクの多さ、物価の異常な高さ、高級時計ブランドの多さから、お金の感覚が日本とだいぶ違いそうな印象もあったりする。
一方、郷土料理は素朴そのもので、山岳地帯に位置することからチーズなどの乳製品、干し肉といった保存食が発達しているという。
今回の朝食でも、こうした食材が中心のメニューになっていた。
左から時計周りに、パン、ミューズリー(Müesli)、ヒュンドナーフライシュ(Bündner Fleisch )、チーズ、フランスのガレットのようなジャガイモ料理レシュティ(Rösti)。
一番美味しかったのはパン。
オーブンで温められ、美味しい香りが立っていた。
逆に一番残念だったのはレシュティ。
熱々焼きたてがくると思いきや、冷めた作り置きのものがそのまま盛られてきた。
こういう手加減の料理が入っていると全体が残念な一皿になる。
正直、今回は1500円の価値を感じなかったな。
ミューズリーはスイス人医師マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナーが発案した料理で、ミルクでふやかしたオーツ麦やドライフルーツ、ナッツを混ぜたもの。
オーツ麦の成分で納豆のように糸を引く独特のトロみがついていた。
ヒュンドナーフライシュは朝食というより酒の肴で食べてみたかったか。
チーズはグリュイエールとエメンタールの二種類だった。
食事前にオーダーした飲み物はブルーベリーコーディアルで、スイスのチョコレートが付いてきた。
フレッシュな木の実がたくさん入っていて、爽やかに仕上がっていた。