国際空港の業務プロセスは世界各地で少しづつシステム化、更には自動化され始めているが、台湾は2015年から入国カードのオンライン申請が可能な仕組みを提供している。

通常、機内で配られたり、入国カウンターの記載コーナーで書いたりするが、事前にwebページでの申請ができるというものだ。

私の場合は渡航前の空港ラウンジでiPhoneをテザリングしてPCで登録申請を行った。

手書きだとなんと書けば良いか確認しながら記載するところがリスト選択可能となっていたり、任意入力項目にその旨赤字で注意書きがあったり、必須項目では記載漏れのデータチェックがかかったり、オンラインならではの利便性もあるし、手書きよりも時間もかからないだろう。入国審査の際は、’I’ve already applied arrival card by online.’と一言添えるだけで、特段のツッコミもなかった。

本来どの国であっても良さそうな制度だが、昔からの紙ベースの申請が定着している場所では十分それで成り立ってしまうので、きっと積極的にIT化されないのだろう。

むしろこれから仕組みを整備するような国々ではleap frog現象的にサラリと実現してしまうのかもしれない。