香港とマカオの両方で使えるSIM、使用上の注意点

RenderedContent-B568B8E7-4228-4804-A16F-103B0CD09E33マカオへ飛行機で向かう旅程は大別して2つある。

直行便で向かう方法と、香港を経由する方法だ。

直行便の場合、最近はAir Macau以外でも台湾系のTiger Air、Eva Air、中国系のAir China、China Eastern、Xiamen Air、韓国系のAsiana Airlines、Korean Air、Jin Air、日本のANAなど選択肢が増えているが、便数の多さとチケット代の安さを軸に考えれば香港経由の一択だろう。

また、時間を軸にして直行便を選んだ場合の発着は成田一択だが、香港経由なら羽田発着も多数あり、後者の方が使い勝手も良いのではないか。

私も今回の旅行では香港経由を選択した。

チケット代の安さもあるが(2週間前に買ったチケットは往復で4万円アンダー)、香港ならではのレコードハントと食事も大きなポイントになったかな。

こうした経緯もあり、今回購入したSIMは香港とマカオの双方で使える China Unicom HKのものを選択した。

4G対応、通信量無制限(3GB超で速度制限有)、7日間有効で1000円。

日本のAmazonで購入した。

本邦キャリアのローミングサービスや海外用WiFiルーターとは比較にならないほど安い。

また、香港用とマカオ用のSIMを別々に買う場合よりも安いし、現地であちこち販売場所を探し回る手間や苦労もないので、予め日本で買って行くのが気楽でいいだろう。

Amazonで買ってから2日で自宅に到着、これをそのまま香港に持って行き、到着後にiPhone Xにセットして問題なく使えた。

香港からマカオにフェリーで移動する途中は圏外になったが、マカオ到着前にはマカオのローカルキャリアのCTMに自動的に切り替わった。

香港でもマカオでもほぼLTEに接続され快適そのものだったが、このSIMを使う場合に一点だけ注意点がある。

私はSIMフリーのiPhone XにOCNの格安SIMを挿して使っているのだが、OCNのアクセスポイント設定が入っているプロファイルを削除しなければならなかった。

本邦SIMを抜き現地SIMを入れるだけではだめで、本邦MVNO用プロファイルを明示的に削除操作しないと、現地SIMは有効にならない(モバイルデータ通信のキャリア設定を見ると問題ないように見えるのだが、ネット接続ができない状態になる)。

帰国後は削除した本邦MVNO用プロファイルを再度設定する必要があり、私が使っているOCNの場合は以下のURLにスマホのブラウザからアクセスすると、自動的にプロファイル画面に切り替わりインストール操作ができるようになっている。

http://s.ocn.jp/ltecfg

日本の空港に到着後、空港のfree wifiに接続後に上記URLにアクセスして再インストール、問題なく利用を再開した。

なお、これまでの海外旅行で現地SIMを20カ国以上で使ってきたが、プロファイルの削除や再インストールを求めらることは殆どなかった。

稀にこうした操作が必要になるケースがあるのだが、備えとしてプロファイルの再インストール手順をスマホのローカルディスクに保存しておくのが良いだろう。

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