前回からの続き です。
2.CINEMA
今回のExhibitation用にリマスターされた30本のミュージックビデオを大画面、大音量で寝っ転がりながら体験できるコーナーがあった。
Vespertineまでは全てDVDを買っているが、それ以降のものはほとんど初見で楽しむことができた。
(1)Declare Independence
同じ時期にBrexitの国民投票があったので、9月のロンドン開催でこのビデオをイギリス人はどう観るのか想像した。
この曲は2007年のものだが、スコットランド、バルセロナ、東ヨーロッパやコーカサスの一部、チベット、ウイグル、香港、台湾など、世界各所で独立あるいは中央政府に対する反発を強める声がある。
この曲のメッセージは古びることなく、現在の世界の政治経済状況から今後もそうだろう。
(2)Triumph Of A Heart
2016年、空前の猫ブームの日本では、非常に受けが良かったのではないだろうか。
ソロデビュー当時の曲やビデオにあった楽しい雰囲気が復活したようで、懐かしい感じもした。
3.Biophillia
世界初のタッチスクリーン用アプリアルバムとしてにリリースされたBiophillia。
2014年にはダウンロードアプリとして初めてMOMAに収蔵された。
新技術を活用し、10〜12歳の子供の創造性を高めることを目的に製作されたものだ。
その体験用デバイスを自由に使える。
個人的には、SolsticeのPlay modeが気に入った。
インタラクティブに、かつ、グラフィカルに曲を組み立てられるため、人それぞれに自分の音楽を簡単に鳴らすことができる。
App Storeで購入可能だ。