ミシュランの星を獲得した寿司屋。
開店時間からのスタートする第一陣と、21時からスタートする第二陣があるようで、第二陣の21時を予約して時間ちょうどに到着した。
店内に入ると、他のお客さんたちは既に全員カウンターに陣取り、ライブ会場で演奏開始を待つオーディエンスがパフォーマー達を凝視するかの如く、ピリっとした空気が流れていた。
いよいよ大将の気合いの入った掛け声でスタート。
体育会系というか、気合いの入った声が店内に響き渡るユニークなスタイルで、気持ちが良い。
なかなか他の寿司屋では体験できないだろう。
一品目のタコを皮切りに、全ての客が同じペースで職人の料理を楽しむスタイルで、次から次へと握りや一品が供される。
一つずつネタの説明をしてもらって、会話を楽しむ。
カウンターにはシンガポールや香港あたりのお金持ちといった感じの外国人が2組いたが、職人が英語でネタの説明しているのを聞くのも楽しかった。
全部でおよそ30品弱か、日本酒のオススメ銘柄を順次出してもらいながら、あっという間に2時間が過ぎた。
どれも最高だったが、まず何よりシャリの握り加減が素晴らしかった。
空気を含み、口の中でホロっと広がる感じ。
また、素材の旨みをダイレクトに楽しむネタも、手仕事が多く入ったネタも、一品料理も、どれも良かった。