最近奥渋谷のメインストリートとして脚光を浴びる神山通りでは、ビルの立て直しが幾つか進んでいる。
フィルトップ神山はその神山通りにちょっと前にできた新しいビルで、何ヶ月か前から「たこやき」の赤提灯がともされるようになっており気になっていた。
この6月に初めて訪問。店の名前はbrugge、店構えも名前も大凡たこ焼き店らしからぬ雰囲気が面白い。
実はbistro&barとしてオープンした後、「空中階のタコヤキ&バー」としてリスタートしたようだ。
Brazilian Jazzが流れる店内はカウンターとテーブル共ゆったりした配置で天井も高く、広々としている。たこ焼き系のメニューで目に入ってきた二品を早速注文してみた。
まず、たこやきプレート。ソース、自家製醤油、オリジナル塩の3種類の味でいただく。
皿の淵にはネギ、大量の青海苔、紅生姜が、中央にマヨネーズが添えられている。
プリプリのタコに出汁の効いたふわっとした生地は、本場大阪天王寺「やまちゃん」の味を継承しているとのこと。
自家製醤油はみたらし団子のタレのような風味で、大量の青海苔を塗しながら食べると面白い。
ソースは甘すぎす辛すぎすバランスのとれた味。
クラッシュしたスリスピーなトッピングが食感のアクセントになっている。
もう一皿は、たこやき10個。何種類かあるソースから2種類を選ぶことができ、今回はオリーブオイル&オリジナル塩、ゆずソース&ネギをチョイス。
今回食べた二皿の中で一番気に入ったのが、ゆずソース&ネギ。
ゆずの甘酸っぱさとネギ、タコの柔らかな食感とバランスも含め印象的だった。
オリーブオイル&オリジナル塩は、オリジナル塩の塩っけがオリーブオイルでまろやかになり非常に食べやすい。
飲み物はハイボールを注文したのだが、いわゆるジョッキスタイルではなく、上品なグラスで飲むバースタイル。
ワインとも合わせたかったが、一旦扱いを止めているとのことだった。
たこ焼きのテイクアウトは9個で700円とのことで、かなり良心的な価格設定だ。
たこ焼き以外にもタコの唐揚げ、チーズ、ソーセージ、ナッツ等、定番のおつまみもある。