富ヶ谷の「おそうざいと煎餅もんじゃ さとう」がオープンしてから1年半程。
店頭の惣菜コーナーのメニューは定番系と新メニューが日々バランス良く並べられ、Cristiano’s系列名物の缶詰の種類も徐々に増え、店の奥の座敷コーナーはいつも客の脱いだ靴が並んでおり、繁盛している様子が伝わってくる。
開店当初は衝撃を持って受け止められていたこの店も、時間が経過してすっかり街に溶け込んだ。
一方、オープンで気軽に立ち寄れる惣菜コーナーに対して、もんじゃの座敷コーナーはテーブルが3つしかなく予約しないとまず入れないのだが、ふらっと立ち寄ってみると1時間30分ならということで、ラッキーにもテーブルを用意してもらえた。
Cristiano’sで飲める定番ワインはここでも飲めるので、Vinho Verdeの猫ラベルを注文しようとしたが、あいにく欠品。
Terras Do Minho Vinho Verde Quinta Da Lixaを出してもらう。おつまみは惣菜コーナーから調達できるので分厚いレバカツをチョイス、もんじゃを待つ。一緒にオーダーしたカンパチの刺身も身厚で旨かった。
一つ目のもんじゃは、「ノルウェーの森もんじゃ」。
サーモンとクリームチーズがメインのもんじゃなのだが、lemon、昆布醤油、胡椒、追い胡麻などが渾然一体となった味に深みある、他では食べれないであろう一品。
もんじゃのタネは鰹出汁がベースで良い香りが立つ。
野菜は大きめに切ったものを冷蔵庫で寝かせて水分を調整したものを、鉄板の上でヘラを使って切り刻んでいく。
ポルトガルの爽やかなワインとよくマッチするなんとも言えない美味しさ。
もう一品は「発酵羊ひき肉もんじゃ」。以前のモロッコ系もんじゃ新メニュー企画の中から、唯一定番化した人気の一品だ。
Cumin、fenugreekの葉、dill、estragon、dry mint、mustard seedなどが配合された非常に複雑でもんじゃの概念を覆すインパクトがある。
モロッコといいながらタイの唐辛子も入るフリースタイルさ、発酵羊挽肉の弾力も楽しい。
面白いメニューが多く定期的に顔を出したい店であることは間違いないのだが、もう少し気軽に行けるといいなというのが地元民としての正直な気持ち。
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