土曜の昼、ふらっと代々木公園駅前まで昼食の材料を買いに出かける。

土曜の昼時に駅前まで出かけるのは久々だったのだが、最近は雑誌で取り上げられ注目を浴びる店も増えたからだろう、中々の賑わいだ。

行列ができるレストランもあるが、Nata de Cristiano’sをはじめとしてテイクアウトの店の方が行列率が高いように思う。

中でもパン屋の365日の行列は常態化しており、いつも人集りが絶えない。

この日は30人位が店外に溢れ、店員が並び方のアナウンスを繰り返していた。食パンとバゲットを買いたかっただけなのだが数十分は並びそうなので、予定を変更して井の頭通りのLevainへ向かうことにする。

富ヶ谷図書館の通りを歩いてタイ料理Soi7のあたりまで来ると、脇道に置かれた見慣れないメキシコ料理のスタンド看板が目に入った。

その脇道を10mくらい進むと、アパートの1階の角部屋をリノベーションしたテイクアウト専門のtacosの店が。年季の入ったアパートの2階は洗濯物が干してあったり静かで長閑な雰囲気の中、黄や緑でペイントされたこの店の外観はかなりのインパクト。

店頭のカウンターで店員の方にメニューを聞いてみると、tacos単品もあるがボックスセットの方がお得のようで、tacos3pcs入りで1200円、picklesやsalad、guacamole、tortilla chips、hibiscus juiceが付いてくる。ルビー色のhibiscus juiceはライムの酸っぱさと素朴な草の香り。

tacosはcarnitas(pork)、chicken thighs、mushroomの３種類を注文、tortillaを焼き始めて5分位で調理と盛り付けが完成し店頭でボックスを受け取る。店頭にはスパイシーソースが並べられており、ソースが欲しい場合は小さなソースカップをつけてもらえる。

tacosの具材はどれも辛さ控えめで、香ばしいsoft tortillaと一緒に食べると優しい味がする。

もし物足りない場合はスパイシーソースを加えると良いだろう。

2018年5月にオープンしたばかりのこの店、月曜日はTAKO BARという別のお店に変わる。

広尾のメキシコ料理店のスタッフが休みの日に、ここでtacosを振る舞うとのことだ。